時代の波乗り日記

いくつになってもふらふらっと生きている男が気になったニュースや日々抱いているギモンにガツンと言うつぶやき型問題提起ブログです。

ゆく年くる年論

f:id:snjapan:20141027064834j:plain

大晦日ってなんか緊張する。

成長できたって思える年は、いろいろ振り返りながら1日を過ごして、
大して成長できなかった年は最後の1日でなんか挽回できないかと願う。

絶対家で年越したいから、生まれてこの方、大晦日に友達と遊んだことはない。


一番思い出に残ってる大晦日は約15年ほど前の話。
家族4人でエスティマに乗って、お昼頃から箕面温泉スパガーデンに出かけた。
当時珍しかった車に搭載されたテレビで、「探偵ナイトスクープvsクイズ紳助くん」を観ながら。

アイススケートしたっけなー。
そんでそのあと温泉。
当時初めて見た「ザ・めしや」で年越しカレーそばを食べた。
珍しい店で珍しい食べ物になんかワクワクしてた。

今考えたら、悲しい家族だよなー。。
大晦日にザ・めしやてwww
まー、当時は謎に貧乏やったからなー。

商品券生活をしていた時期。
できるだけ安いものを商品券で購入して、できるだけ多くのお釣りを現金でもらう。
いま親に聞いても、あの時の貧乏生活の理由はちゃんと教えてはくれない。

そんな貧乏生活の中での大晦日は楽しかった。
家でゆっくり紅白やらK-1やらを観て、11時頃からはナイナイの年越し特番。
和やかに年を越した。

兄貴が遠くへ行って、ひとりっ子化した高校の頃からは年越し後の1時頃から家族で神社に出かけるパターンが定着した。
カウントダウンの前後は必ずその年にあった出来事を走馬灯のようにして思い出して、出会った人や物事に感謝をする。
多感な時期の自分にはとても意味のある時間だった。

それが3年ほど続いたのだが、突如として戻ってきた、親戚という刺客がおれの大晦日を壊し始めたのだ。

おばあちゃんの作るのっびのびの年越しそば。謎の鯛の丸焼き。みんなで食卓を囲みながらテレビを見るため、今まで牛耳っていたチャンネル権がない。そこが一番辛い。年末にケツをしばかれる男たちなんて見たくない。しかも録画て。
それに親戚が入ると家族の空間とは違うからあんまりくつろげない。

カウントダウン前にはせかせかと外に出る準備をして、あっさりとカウントダウンしたらすぐに真夜中の冬空に飛び出して初詣に出かける。

おれの大事なカウントダウンの余韻よ。
ゆく年くる年の瞬間ってもっと大事にしなきゃだめなんじゃないかと思う今日この頃でございます。